▲レゴ エデュケーションから新製品の教材「レゴ エネルギーセット」が発表されました。
8月発売予定。価格は14,490円です。
http://www.legoeducation.jp/st/products/products_04.html
「レゴ エネルギーセット」は環境やエネルギーについて学べるというセットです。
中身は、、、レゴ エネルギーメーター、レゴ エネルギー貯蔵ユニット、レゴ ソーラーパネル、Eモーター(ギヤ比9.5:1のモータ)、LEDライト、延長ケーブル(50cm)、ブレード(羽根6枚)、組み立て説明書。
セットに歯車などが入っていませんので、「レゴ サイエンス&テクノロジーモーター付基本セット」や「教育用レゴ マインドストーム基本セット」などが別途必要です。
この他、「教師用ガイド」という学習のヒントを収録したCDROMもあるようです。
▲「レゴ エネルギーセット」と「レゴ サイエンス&テクノロジーモーター付基本セット」を組み合わせた場合の製作例。大きく分けて6種類あります。
▲ レゴ エネルギーセットを使った製作例。風力発電のモデル。ブレードの付いた「Eモータ」が回転して、「レゴ エネルギー貯蔵ユニット」に充電されます。レゴ エネルギー貯蔵ユニットの容量は150mAHだそうです。▲さらに別の製作例。太陽光発電のモデル。「レゴ ソーラーパネル」をレゴ エネルギー貯蔵ユニットに接続したり、Eモータを接続できるようです。
ソーラーパネルの出力は屋外昼光の状態で6.5V、100mAだそうです。
▲「レゴ エネルギーメーター」には「教育用レゴマインドストーム出力ポート」という端子が付いていて、NXTインテリジェントブロックと接続することができます。
詳細は不明ですが、ソーラーパネルの出力している電力が分かるのではないでしょうか。
▲Eモータで作った「手回し発電」。手回し発電は小学校6年生・理科の新指導要領に例として挙げられているので、教材として使えそうです。
▲「レゴ エネルギーメーター」のディスプレイです。ディスプレイには入力電圧、入力電流、入力ワット数、蓄積ジュール、出力電圧、出力電流、出力ワット数が表示されています。
蓄積ジュールの表示値は0~100Jまで。
▲この製品発表の合間、日本大学・理工学部の青木教授による講演がありました。題は「環境/エネルギーからみた宇宙エレベーターの開発」。宇宙エレベータというのは、10万kmのケーブル(ステーションまでの高度3万6000km+バランス用の6万4000km)を赤道直下から宇宙まで伸ばしたもので、建造費は推定で10000億円だそうです。
▲そして、レゴ エネルギーセットを使った宇宙エレベーターのモデルのデモンストレーションが行われました。玉川学園の中学生10名、「サイエンスクラブ」というクラブ活動によって作られました(同クラブはFLLやWROなどにも出場歴があります)。
モデルの製作期間は約3週間。当初は、すぐにエネルギーを使い果たしてしまい、往復ができなかったそうですが、当日の発表では、100ジュールの状態で往復すると、30~60ジュールくらいのエネルギーが余るようになっていました。エネルギーを効率的に使うための知恵も身につきそうです。