先日、教育用レゴマインドストームNXTのオプションとして発売された「カラーセンサー」ですが、それがNXTソフトウェアのバージョン1.0や1.Xで動くかどうか試してみました。ちなみにここでいう「カラーセンサー」というのは、HiTechnic社製のカラーセンサではなく、レゴ社製のカラーセンサのことです。
▲まず用意してみたのは、リテール版NXTソフトウェア バージョン1.0です。一番最初に発売された一般向けNXTに付属していたソフトです。これには、ブロックのインポート機能がありませんので、「Dynamic Block Update」というアップデーターを使って、機能を追加します。次のサイトからダウンロードできます。
▲「Dynamic Block Update」をセットアップしたあとの様子です。インポート用のメニューが増えています。
▲カラーセンサのインポート用ファイル(color detect)を読み込んでみました。
しかし、淡色表示になっていて、インポートすることができません。バージョン1.1の教育用NXTソフトウェアでも同じようにインポートができませんでした。
▲続いて、カラーランプ(color lump)をインポートしてみました。
今度は淡色にならず、インポートすることができました。だがしかし、、、
▲謎のエラーが出てしまいます。このエラーを無視し続ければ、カラーランプだけは動作するのですが、エラーがうっとおしいので、実用にはちょっと適さない感じです。
長々と書きましたが、リテール版・教育用に関わらずNXTソフトウェア バージョン1.0~1.1では、レゴ社製カラーセンサは使えないようです。(ちなみにHiTechnic社製カラーセンサは1.Xでも問題なく使えます)
レゴ社製カラーセンサを使う場合には、NXTソフトウェアのバージョン2.0以上をお使いください。教育用NXTソフトウェア バージョン2.0をお使いの方は、パッチを当てて、バージョン2.1にしたほうがもっと確実に使えると思います。