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投稿情報: 07:29 カテゴリー: マイスター松原(まつばら) | 個別ページ
ちょっとおまけ的な情報です。
FLL2011ジャパンオープン(2/12開催)の会場で、「スクラッチ」というプログラミング環境の本が展示されていました。
▲「スクラッチ アイデアブック」という本です。発売元はカットシステム。パソコンでスクラッチの動作デモも行ってました。
▲なんと、スクラッチはWeDOにも対応していて、WeDOのハブを介してモータなどを制御することもできます。レゴマインドストームNXTには対応してません。
なお、スクラッチ自体はネット上から無償で入手できます(ただ、これが浸透してしまうと、レゴ社純正のWeDO用のプログラミング環境が売れなくなってしまうかも、、、って、余計な心配をしてしまいました)。
投稿情報: 06:36 | 個別ページ
2月14日、組込みシステム技術協会主催の「ETロボコン2012」の記者発表会が行われました。ETロボコンはソフトウェアに重点を置いたロボットコンテストで今回で11回目を数えます。
大会のスケジュールの概要は、次のとおりです。
・参加募集期間は3月5日~4月6日まで。
・学生による参加チームに限って参加の「仮登録」が可能(4月で生徒が入れ替わる可能性があるための特別措置)。
・地区大会は9~10月に、全国の11か所で開催。
・地区大会から選抜されたチームは「チャンピオンシップ大会」に参加できる。
・チャンピオンシップ大会は2012年11月14日~15日にパシフィコ横浜で開催予定です(ET2012/組込み総合技術展で開催)。
競技で使用する走行体(ロボット)やコース、ルールについては、まだ決まっていません。資料を読んだ限りでは、尻尾走行は禁止にならないとのこと。
あと、チャンピオンシップ大会のモデル審査では審査員だけではなく、参加チームも加わって審査を行うことを検討しているそうです。
詳しい内容については、公式サイトをご覧ください。
▲デモ走行に使用した2011年度の走行体。2012年度の大会では仕様が少し変わるかもしれません。
投稿情報: 02:03 カテゴリー: マイスター松原(まつばら) | 個別ページ
お伝えするのが遅れてしまいましたが、去年の8月に教育用NXTソフトウェア2.0と2.1用のパッチ(2.0f3/2.1f3)が公開されていたようです。
公開先はこちらです。
http://education.lego.com/downloads/?q={02FB6AC1-07B0-4E1A-862D-7AE2DBC88F9E}
そして、以前ご紹介したレゴ・エンジニアリングのサイトで公開されていた2.0用パッチ(2.0f1)はもうリンク切れになっているようです。なので必然的に今回の新しいパッチを使うことになります。
▲パッチはバージョン2.0用の「NXT Edu 2.0f3 Patch」と、バージョン2.1用の「NXT Edu 2.1f3 Patch」、2種類存在するようです。お使いのNXTソフトウェアのバージョンによって、どちらかをダウンロードしてください。
▲zipファイルを展開した様子。Mac用とWindows用が1つに圧縮されています。
▲パッチを実行した様子です。
ここでは教育用NXTソフトウェア2.0に対して、「NXT Edu 2.0.f3 Patch」というパッチを実行しました。すでに一つ前のパッチ(2.0.f1)が当たっていたのですが、問題なく実行できました。
▲パッチの実行後にバージョンを確認してみました。「NXT v2.0.f3」と表示されると成功です。
Readme.txtによると、2.0.f3のパッチでは、次の点が変わるようです(Readme.txtから転載)。変更内容は一部、2.0.f1と重複しています。
・プログラムのスクロール時に消費されたメモリが解放されないため、ソフトウェアのパフォーマンス低下や、クラッシュの原因となります。
・3 つのスイッチブロックを 1 列に配置し、[平面表示] チェックボックスを切り替えると、2 番目のスイッチの一部が 3 番目のスイッチと重なります。
・「パック アンド ゴー」ファイルの作成後に削除してから取り消し操作を実行すると、ソフトウェアがクラッシュします。
・マイ ブロック内のコンスタント ブロックを削除してから取り消し操作を実行すると、ソフトウェアがクラッシュします。
・2.0 で開くと、1.X 超音波センサーのポート番号が正しくなりません。
・NXT データロギング学校のズーム時に描画に問題が発生します。
・ 複数の組み立て説明書を切り替えると、学校内のスライド番号が無効になる場合があります。
・ UI の表示に関係なく、ポイント間のデータログ ブロックの最低速度が約 65 秒に制限されます。
・ 2.0f1 Edu パッチが適用された LMS 2.0 Edu のみ - データロギング実験を複数回実行した場合または、データログ ファイルのインポート時にデータポイントが増える場合があります。
・ ロシア語版 LMS 2.0 Edu または 2.0f1 パッチの適用された LMS 2.0 Edu のみ - 特定のプログラムを開くと、プログラムがダウンロードされず、エラー コード 1003 が返されます。
・ Intel Mac のみ - プログラムのカンバスまたは図が黄色で印刷されます。
・ Mac のみ、Adobe Flash 10.0 以降のみ - 高 CPU 使用率の問題、終了時に Mac OS のクラッシュ ダイアログが表示されます。
▲実際に確認してみました。まずはパッチを当てる前の状態です。公式サイトの二足歩行用プログラム(Humanoid)を読み込むと、「エラーコード1003」が表示されました。
▲パッチを当てたあとでは、先ほどの「1003」のエラーが出なくなりました。写真ではインテリジェントブロックNXTを接続していないエラーが出ていますが気にしないでください。
▲パッチを当てることができるのは、1度きりです。2度目にパッチのインストーラを実行すると、「インストールも削除もされません」という表示が出て、インストールが中断されました。おそらくレジストリかどこかにインストールしたかどうかの情報yが書き込まれていると思います。
なお、パッチを当てて、v2.0.f3の状態にしてから2.1用のパッチを実行すると、エラーで終了してしまいました。
どうやら2.0用のパッチを当てても、2.1として認識してくれないようです。
・バージョン2.0をお持ちの人は2.0f3のパッチを実行する。
・バージョン2.1をお持ちの人は2.1f3のパッチを実行する。
、、、というように、別々にパッチを使いわける必要があるようです。
▲1度しかパッチを当てられないということが気になったので、ためしにNXTソフトウェアをアンインストールしてから、再度インストールしなおしてみました。すると、ソフトウェアについての画面には、2つのバージョンが一度に出るようになってしまいました。「1003」のエラーは出ませんでしたので、きちんとパッチ修正後の状態になっているようです。
▲あと、念のためバージョン2.1のNXTソフトウェアに「NXT Edu 2.1f3 Patch」をインストールすることも確認してみました。
2.0をインストール→2.0f3パッチをインストール→2.0をアンインストール→2.1をインストール→2.1f3パッチをインストール、、、という手順を行ったせいか、2.0f3と2.1f3が両方表示されてしまいました。2.0f3が消えてないのが気になりますが、とりあえず良しとしました。
readme.txtによると、2.1f3パッチの修正点は次のとおりです。
・データロギング実験を複数回実行した場合または、データログ ファイルのインポート時にデータポイントが増える場合があります。
・特定のプログラムを開くと、プログラムがダウンロードされず、エラー コード 1003 が返されます。
・Intel Mac のみ - プログラムのカンバスまたは図が黄色で印刷されます。
・Mac のみ、Adobe Flash 10.0 以降のみ - 高 CPU 使用率の問題、終了時に Mac OS のクラッシュ ダイアログが表示されます。
見たところ、2.1f3パッチの修正点は2.0f3パッチにも含まれています。つまり、2.0+2.0f3パッチの状態ならば、2.1+2.1f3パッチの最新版と内容的に同じということになります。
投稿情報: 10:25 カテゴリー: マイスター松原(まつばら) | 個別ページ