今年で10年目(10回目)となる NPO法人WRO Japan主催のロボットコンテスト「WRO Japan」。
「WRO Japan 2013」の記者発表会が行われました。
▲実行委員長を務める小林さんから大会についての説明が行われました。
今年度のWRO Japanでは全国30か所で予選会が行われる予定です。
今回から新しく「札幌」が加わったそうです。ついに北海道から沖縄までを完全にカバーするに至りました。
国際大会では40の国と地域による1万9000チームが参加する予定とのことです。
▲10回目となる今回は、新しい試みとして「ベーシック競技」という部門が新設されました。
ベーシック部門は、初学者が参加しやすくなるように作られたWRO Japan独自の部門です。
WROは競技の難易度が年々上がっていますので、こうした配慮が必要になってきたのかもしません。
なお、従来までの部門は「エキスパート競技」と呼ぶようになりました。
▲レギュラーカテゴリーの「ベーシック競技」の競技フィールドです。
競技ルールが比較的シンプルです。カラーセンサを使わなくても参加できます。
▲小学生部門「バティック ―インドネシアの色―」の競技フィールドです。
床面の色に対応したブロックを置いていって、さらに空き缶を移動して、ゴールにたどり着くという競技です。
色の配置はスタート前に変わりますので、ロボットがしっかり自律する必要があります。
▲神奈川工科大学の生徒さんが製作したロボットによるデモンストレーションが行われました。
1台が無事ゴールしました。
▲中学生部門「BOROBUDUR ボロブデゥール 寺院再建」の競技フィールドです。
国際大会の開催国のインドネシアで考案された競技なので、お国柄が繁栄されています。
▲フィールドの4か所に「仏像」をイメージしたミニフィグが置いてあり、これを修復するという競技です。
土台の色によって、修復が必要かどうかを判断する必要があります。
▲スタート直後に大きな堀があって、ロボットはそれを渡らないといけません。難題です。
デモ走行では、若干失敗しながらも「橋」をかけることで乗り越えていました。
こちらはデモ走行が行われなかったのですが、色のついたボールを回収して、その数を数えて運ぶという競技のようです。
難しそうです。
参加要項や詳しい日程についてはWRO Japan公式サイトをごらんください。