2015年11月28日、都内で「Education Day 実証に学ぶ―新たな ICT 活用の実践」と題した教育関係者向けのイベントが開催されました(主催:Windows クラスルーム協議会、共催:日本マイクロソフト株式会社、後援:ICT CONNECT 21)。
イベントの内容は講演会や展示会やワークショップ、交流会等、盛り沢山だったのですが、その一つとしてアフレルの「IoTカリキュラム学習セット」を使ったワークショップが実施されましたので、その模様を紹介したいと思います。
▲ワークショップの様子です。題名は「クラウドと連携するレゴプログラミング」でした。
講師はアフレルの田口さんという方が担当しました。
▲ワークショップのテキストとロボットです。ロボットは教材用に作られたオリジナルです。
アフレルの「IoTカリキュラム学習セット」が使われていました。本来は小中高生向けの教材です。
あと、パソコンはサーフェスでした。初めて触りましたが、キーボードが薄いのに押しやすくて驚きました。
▲Microsoft Visual Studioを使ってロボットをプログラミングしていきます。プログラムの言語はC#です。インテリジェントブロックEV3側はファームウェアを書き換えてあって、専用のEXEファイルが動きます。
今回のワークショップはデモンストレーション的な目的だったので、プログラムはほとんど完成してました。私も実際に触ってみましたが、パソコンをネットにつなぐのに手間取ったり、ファイルを探すのに手間取ったりしました。プログラミング以前に操作に慣れる必要がありますね。クラウドにアップロードする処理はコード1行で済んでいます。
インテリジェントブロックのUSBホストのポートには市販の無線LAN子機が装着されていて、ネットワークに接続されていました。
▲実行中の様子。カラーセンサーの反射光モードで床面を測定して、そのデータをクラウドにアップロードし続けています。無線LANでデータを送信し続けているのがポイントです。
ロボットで地球を探査しているというシチュエーションらしいです。
クラウドはMicrosoft Azureで作っています。
▲内容はよく分かりませんが、蓄積されたデータのようです。
▲最後に蓄積したデータをMicrosoft EXCELに表示して分析するという流れになるはずだったのですが、データが多すぎたのか、うまく出力できず、別のサンプルで代用していました。このへんは、たぶん本番では改善されると思います。
以上のように、小中高の生徒さんがクラウドやIoTを使ったプログラムを学べるという教材です。今回、実際に手で触れて、動いているものを目にして教材の内容が分かりました。
動画を作ってみました。