ちょっと(いや、かなり)前になりますが、1月にスパークスシステムズジャパンさんの技術セミナーでお話してきました。
「人とモデルと教育と~UML、モデル開発導入・展開への教育事例~ 」
http://www.sparxsystems.jp/seminar/TechInfo.htm
スパークスシステムズジャパンの河野さんはメリハリの効いた方で、教わることがたくさんあります。河野さんは素速いんだよなぁ。
このセミナーでは、ソフトウェア・エンジニアの世代論(バブル期以降)について語り、各エンジニア世代のバックグラウンドと現在の兆候を交えて技術と教育について話しました。開発現場に新しい手法を適用する、ツールを導入するといった場面における【教育】の位置づけです。UML,モデリング開発の導入、,オブジェクト指向開発適用、アジャイル適用か?導入、適用の指令が下ったアナタはいかに進めるか。何十人、何百人、何千人というエンジニアに新しいことを導入し展開していくのは相当の労力がいります。その苦労のうち【エンジニアが新しいことを使いこなせるようにする教育】にロックオンすると、いつまでに、誰をキーに、導入から展開へ向かうか、ということが計画性がでてくることでしょう。そこに世代論をかぶせます。誰をターゲットに導入教育するのか、どの世代がどういう役割になるのか、なりえるのか。
「企業がかわるには10年かかる」の例えがあるように新しい手法の導入展開も普通にやれば10年かかります。それが普通です。そんなに待てない!という方がほとんどでしょう。何十人なら2年で、何百人なら5年でなんとかしたい、5年というのは中学2年生が高校卒業するスパンですから学校のようにカリキュラムが組めればずいぶんよいでしょう、しかし現場のエンジニアは20才そこそこの若者から30代、40代と幅広くいます、これが学校との違いです。つまり学校では年齢ごとにまたは中学校や高校といった横割ですが、社会現場では30年くらいの縦長で、そこにそれぞれのバックグラウンドを持った人達がいます。30年くらいの年齢差をひとくくりにはできないでしょう、学校のように横割りにできるとよいのでは?というのが世代論です。教育のベースとしての学校制度を振り返ってみてはいかがでしょうか。そして、30年のスパンで自分の会社、開発現場を見てはどうでしょう。
スパークスシステムズジャパンさん http://www.sparxsystems.jp/ は今年のETロボコンのスポンサーです! 参加者にはけっこうモデリングツーツとして、Enterprise Architect利用者もいることでしょう。さっそく河野さんがブログにETロボコンの実装開発環境であるnxtOSEKのモデリングをして、ソースコード(のスケルトン)を生成する手順を動画公開しています。こちらです。
http://uml.livedoor.biz/archives/2010-03.html#20100311
それにしても、1月のセミナーは渋谷で開催。久しぶりの渋谷でした。若者多いなー、広告サインも多いなー、と思いながら東急文化村、道玄坂あたりをウロウロしてみた。
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