「枠は、はみ出すためにある。」どの範囲でやればよいか、枠を求める。枠の中で、目一杯、広く深く追求する。ルールはルールでそれを守ることが重要、そこで苦労してなんとかやろうとする。しかしながら、技術開発やビジネスやスポーツやロボコンや国際会議では、枠は変化し新しいルールがどんどん適用されていく。はみ出せば、それが新しい枠になる。枠は、新しくつくればよい。枠をつくる側にならなければいけない。新しくすることに躊躇していてはいけない。待っていてはいけない。GO ahead!
今朝の福井新聞にて。福井でレスリング王者・吉田沙保里選手の講演記事。リオオリンピック決勝をちょうどテレビで観ていました。選手入場時の吉田選手の緊張顔とヘレン・マルーリス選手の闘う喜びの顔を見た時にちょっと不安に思ったのですが、その通りの結果に。「五輪には魔物が住むと言われるが、魔物は自分の心の中に住んでいると思う」(吉田選手談 記事より)マルーリス選手は10年以上吉田選手を目指して鍛えてきた、伊調選手や他の日本の選手も同じように。吉田選手の活躍が日本女子、世界のレスリング界を鍛え上げてきたのだと思う。「吉田の負けは世界の勝ち」、世界がようやく吉田に追いつき追い越せるようになった、それを育てたのは吉田選手自身に他ならない。私が札幌勤務の若かりし頃、ススキノで朝を迎えるような状況を、「ススキノには魔物が住んでいる」と言い張ったところ、小山社長(当時)から「魔物はおまえの心の中にいる」と諭されたことも、自分にはよい教訓となっています。
浅田真央選手、銀メダルおめでとう。もう、とてつもない競いあい、その中で失敗もありながら自己ベスト。あなたの涙を見て、こらえて話す姿を見て、すごいなぁと胸が辛くなりました。真央ちゃんは、やっぱり鉄腕アトムだ。みんなのあこがれ、喜び、そして期待に応えるあの姿。「鐘」をしたがえて滑る姿は、地球や人の今と未来を憂いて怒りと悲しを背負うようであり、高く早いジャンプと着地後の微笑みは喜びと未来への希望、そしてまるで「みんな行こうよ」とジェットで飛ぶアトムそのものです。オリンピック、スポーツの舞台で、ものすごい高い競技レベルで平和を感じさせたのは、あなたが最初です。あなたの躍動は、競い合いや闘いといったスポーツの枠を超えた希望がそこにはありました。いっしょにがんばろう、という気にさせるあなたは、まさにアトムです。
「Go to the start」「Ready」「BAHHHHHHN!!」スピードスケートのスタートの合図。ETロボコンはスピードスケートがモチーフってことを再確認するバンクーバー。
開会式をテレビ観戦、いや観劇か。日本選手団は日本とカナダ両方の国旗を持って入場行進。見た限り、両方の国旗を振っての入場は日本だけだった。いい。それぞれを尊重しての平和追求、おもてなしの国の特徴やよし。しかし、開会式長かったな~。カナダはアルファベット順の入場であったよう。デンマークやノルウェー、スェーデンでの名称は”王国”つけない、韓国はRipublic ofがついて、ロシアも Russian Federationとなっていた。この呼び名は各国の申請によるものなんだろうか。
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