SESSAMEの例会へ。SESSAME:組込みソフトウェア管理者・技術者育成研究会
例会は毎月東大(本郷)で行われます。SESSAMEは東大の飯塚先生が「組込みソフトウェアが日本の戦略成長分野だ、組込みの中級技術者を10万人つくろう!」と2000年に立ち上げた研究会です。2004年にNPO化しました。
工学部8号館前の道すがらにあるペンシルロケットの模型。
「いとかわ」先生は、最近は「はやぶさ」でまた有名になりましたねぇ。
今では「組込み」という言葉も一般化しましたが00年代初めには一部の人がわかるだけのニッチな様子でした。そんな中でSESSAMEは「組込み」を言い続け、動き続け、2003年には経済産業省が組込みソフトウェア産業実態調査を開始、さらに2004年を「組込み元年」と言うようになりました。その後2006年に経済産業省指定の業種に「組込みソフトウェア」が追加され、ここにようやく一般の職業としての組込みが定義されました。
ええ、実を言うと組込みソフトウェア技術者たちは、2006年まで自分たちをピッタリ表現する業種定義がなかったんですよ。情報処理技術者じゃないし、製造業にはいるが電気技術者でもないし・・・。と、この業種定義の話しはETロボコン2010九州地区大会のモデリング・ワークショップで本部審査員の鈴木さん(日本IBM)が話していただけたものです。
「おおすみ」もあります。日本初の人工衛星。
SESSAMEではいろいろな活動があります。WG(ワーキング・グループ)はテーマごとに具体的な活動を実施しています。(ETロボコンやWROへの協力活動はWG6,WG8なんですね) セミナーの開催やワークショップの開催、また高専や大学との連携による出張講座も多くあります。
銀杏の落ち葉です。もう、じゅうたんのように敷き詰めたようです。
さて、SESSAMEでは毎年初春にワークショップを開催しています。2011年はこちら。
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Open SESSAME Workshop 2011
次世代組み込みエンジニア活性化計画
~これからの10年を考える~
ノンフィクション作家・山根一眞さんがゲストです。
最近は「はやぶさ」の7年間にわたる取材成果である『小惑星探査機 はやぶさの大冒険』されて有名です。私らですと週刊誌での連載「メタルカラーの時代」が気になるところです。そうそう、福井県の文化顧問でもあります。
2011年01月14日(金) 東実年金会館(東京都中央区日本橋浜町)
参加者募集中です。 この機会にぜひ。
SESSAMEホームページ http://www.sessame.jp/
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