WRO Japanも7月から各地で予選会が始まっています。
今回は東京地区予選会にお伺いしました。東京地区予選会は、SESSAME(NPO 組込みソフトウェア管理者・技術者育成研究会)にて実施されます。
会場は第一実業株式会社(DJK)さん本社のデッカイ会議室。都心での開催となりました。
これは中学生の競技。高さの違う階段登って降りてくる。ピンポン玉を落とさないように。
WROではサプライズルールといって、当日競技内容の一部変更があります。参加チームはこの変更に会場その場で対応しなくてはいけません。 と、この話しをするとたいていの大人はビックリします。「小中学生がそんなことできるのか?」 少年少女を見くびってはいけません。WRO、ロボット、ソフトウェア、メカ、競技といったものに熱中した子供たちはやりとげてしまいます。
会場の大きなTVには格言もあり・・・。
ピットで最後の調整中。プログラムはこれでいいかな?
第一実業さんはWRO Japanのスポンサー企業です。ありがとうございます。今年はこうして予選会に会場ご提供もいただけました。さらにこの会社のスゴイところは運営もやっちゃうってところです。今回はIR広報室の方の他に、今年の新入社員の方が運営ボランティアとして参加されました。いやー、ビックリしたろうな、商社に入社したらいきなり子供のロボコンやってみないか、とかね。 新人さんたち動いてました、たぶんワケわからないことも多かったと思いますが、止まることなく動いてました。元気いいね。
こうした”人”も参加しご支援いただけることは、とてもありがたく、嬉しいことです。WROは科学技術分野における人材育成の取り組みです。第一実業さんは技術商社で、こうした科学技術に関わる企業からの”人”の参加は、子供たち、それから指導者のみなさんにとって、大きな影響を生むことでしょう。「科学技術がみなさんの生活を豊かにしている、その仕事をやってる人がいる」ということの理解には科学技術分野で活躍する”人”との交流が何よりです。
ソニー創業者の井深大さんがおっしゃたといわれる言葉に「もっと、20年後30年後どうなっているかを考えなさい」というものがあります。WROは20-30年後に活躍するであろう人を育成する取り組みです。20年-30年後に、今、活躍されているみなさんの熱い気持ちを、少しでも引き継げたらいいなぁと考えています。
そして今年もJAXA・阪本先生による宇宙で活躍するロボットのご講演。今年ははやぶさについて詳しくお話いただきました。阪本先生がスゴイのは、はやぶさの技術的な話題をジェスチャー交えて小中学生がずっと興味もって聞けるように楽しくお話されることです。阪本先生は間違いなく優れたエヴァンジェリストでもあります。
そして今年はさらに、第一実業さんのお仕事ご紹介も。なにしろ技術系の商社さんですから、技術ネタがおもしろい。この画像で手にもっているのは、石油掘削機の先端のドリルの実物大模型。掘ってでてきた石油も(瓶入り)見せていただきました。スゲェー。原油って見たことありますか?(私は初めて) それから自動車のメータパネルとか、プラスチックの原料とか、空港で働く車とか・・・・。小中学生はこれまたずーっと聞いてました。結構インパクトあったと思います、10年くらいするとこの中から第一実業さんに入社する人がいるかもしれません。
さあ、夏休みは各地でWRO Japan予選会です。予選会前の講習会も盛んに行われています。9月18日Japan決勝大会まで、ワクワクドキドキの毎日です。
追伸:
いつの間にかDJKロボットキャラがいる。
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