2012年7月21日(土)、科学技術館でNPO法人WRO Japanの主催による「科学技術におけるロボット教育シンポジウム」が開催されました。
開催は今回で5回目です。
全国の教育関係者の方々による、ロボットを取り入れた学習の方法や成果についての発表が行われました。
冒頭は、スペシャルゲストとして、宇宙航空研究開発機構(JAXA)システムエンジニアリング推進室の長友正徳さんによる講演が行われました。
講演の題名は「宇宙への挑戦」。宇宙の探査機やロケットにおける「自動制御=ロボットの技術」について発表していました。はやぶさ2の構想や、各国の宇宙開発事情についての情報も興味深かったです。
ちょうど、この日は、種子島で「こうのとり」を搭載したH2Bロケットの打ち上げがあった日でした。長友さんは打ち上げが成功した様子を、ストリーム配信でリアルタイムで確認して、嬉しそうでした。
お昼には、レゴ ブロックを使ったワークショップを行いました。講師を務めたのは、松原(私)と五十川さんと小林さんです。
今回は手持ちの材料を駆使して目標地点にできるだけ近づける走行体を作るというお題でした。電気を使わず、モータ以外の方法で動かさないといけないという難しい縛りがあります。5つのチームがそれぞれのアイデア駆使した作品をしていて、驚かされました。発想の大切さ、発想を形にすること、発想を評価する方法、などなどが学べたのではないでしょうか。