取り上げるのが3年ほど遅れてしまいましたが、
サードパーティの「mindsensors.com」という会社さんが作った「Enhanced Firmware for NXT」というファームウェアの存在を知りましたので、実際に使ってみました。
こちらで公開しています。
http://www.mindsensors.com/index.php?module=pagemaster&PAGE_user_op=view_page&PAGE_id=137
説明によると、「Enhanced Firmware for NXT」はNXT用の拡張ファームウェアで、I2Cによる通信を10%ほど高速化できるそうです。
実際に試してみた結果がこちら。
ループ回数を表示するプログラムを実行しました。値が大きいほど動作が早いということになります。
結果によると、レゴ社製カラーセンサが7%ほど高速化、HiTechnic社製カラーセンサが13%も高速化しました。
期待以上です。
レゴ社製カラーセンサはI2C通信を使っていないのですが、同じ5番ピンと6番ピンを使うので、ついでに高速化されたんでしょうか?
動作が早くなるのは結構ですが、なにか副作用が起きたりしないか気になりますね。
あと、ロボット競技とかでコレを使ってしまうと、ドーピングみたいな感じで、公平性がそがれてしまうと思います。
なお、検証用に作ったプログラムはこちらです(教育用NXTソフトウェア2.0以上推奨)。