東京ビッグサイトで開催されている「2013国際ロボット展」ですが、オリジナルのレゴマインドストーム用のパーツが参考出展されていましたので、ご紹介したいと思います。
大谷技研という会社さんが製作した「マインドストーム吸着ユニット」です。真空吸着パッド(吸盤)でガラスに貼り付いています。
去年、「Japan Robot Week2012」で同様のユニットが出展されていましたが、あれから多くの点が改良されています。
内蔵されていたモーターを無くして、純正品のNXTモーターと組み合わせて使うという構造になりました。モーターで軸を回すと、ポンプが作動するようです。この改良によって、ユニット側から電子回路が無くなり、コストダウンにも成功しているそうです。
▲ポンプを動かしているインテリジェントブロックNXTです。純正のNXTモーターを動かすだけなので、EV3にも対応できますね。
▲ブースの一角で、3Dプリンタが動いていました。吸着ユニットの部品もこうやって作っています。奥に見えるのが、出力したユニットの部品です。
「マインドストーム吸着ユニット」の商品化はまだ未定ですが、聞くところによると、3Dプリンタで出力したものを製品として、そのまま販売してしまうことも可能だそうです。金型を作らないで、超少ロットの製造が可能となってしまうわけですね。時代の変化を感じました。
▼大谷技研株式会社のページ
▼3Dプリンタによる部品作りを紹介しているページ(大谷技研株式会社 自動機コム)
http://www.jidouki.com/archives/cat_51928.html
▼(前回の記事)「Japan Robot Week2012」で出展されていた「芋虫ロボット(垂直ガラス面移動ロボット)」。
http://nxt.typepad.jp/robojoy/2012/10/kabe.html