一般社団法人・組込みシステム技術協会(JASA)の主催によるコンテスト「ETロボコン2015」の記者発表会が行われました。
本年度(2015年度)の地区大会は11地区→12地区に増えたそうです。
去年と同様にデベロッパー部門はアドバンストクラスとプライマリークラスの2つが行われます。コースは大幅に変更して、緩急を付けるとのことです。プライマリーは例年どおりの難易度。アドバンストでは「動く難所」も登場するそうです。
今回から使用される新しいEV3版の走行体として「EV3Way」と「ETrikeV」 が公開されました。従来のNXT版の走行体はEV3版と混在する形で使用できますが、その次の2016年度では使用できなくなるようです。
EV3用の開発環境としては、「EV3RT」「MonoBrick」などが推奨されています。
「EV3RT」は名古屋大学の高田研究室を中心に開発した国産のリアルタイムOSで、現在はTOPPERSの公式サイト(https://www.toppers.jp/)でベータ版を公開中です。言語はC、C++です。
アーキテクト部門は「イノベーター」部門に名称が変わりました。イノベーター部門ではA4縦サイズ1枚にまとめたプレゼン資料を提出して、それが審査対象に加わるそうです。
なお、大会のスポンサーを募集中とのことです。
▲「EV3Way」。デモでは「MonoBrick(言語はC#)」が使われていました。
▲ 「ETrikeV」。
主なスケジュールは以下のとおりです。
・2月~3月:実施説明会
・3月9日~4月9日:参加申込
・4月10日~5月8日:仮登録制度(学生のみ)
・5月~6月:技術教育
・7月~8月:試走会
・9月~10月:地区大会
・11月18日~19日:チャンピオンシップ大会(会場はパシフィコ横浜。18日が競技、19日がモデリングワークショップ)
公式Webサイト http://www.etrobo.jp/2015/