マイクロソフトのプログラムの開発環境「MakeCode」がレゴ マインドストームEV3に対応しました。
EV3用MakeCodeはWebブラウザで動作します。Windows、Mac、Android、iPad、iPhoneで動作するようです。WindowsやMacで利用する場合、レゴ エデュケーションが提供している「EV3 Device Manager」をインストールしておく必要があります。次のページから入手します。
https://ev3manager.education.lego.com/
インストール後、再度ページを開いた状態でインテリジェントブロックとパソコンをUSBケーブルで接続するとファームウェアの更新を行うことができます。ここでファームウェアを最新版にしないとMakeCodeが使えません。Webブラウザからファームウェアの更新ができることに驚きです。
更新後のファームウェアのバージョンは「1.10E」です。EV3ソフトウェア1.4.0に収録されている「1.09E」よりも新しいです。
ファームウェアを更新すると、Webブラウザ上でインテリジェントブロックの状態をチェックすることができます。インテリジェントブロックをディスクドライブとしてマウントできるようになります。今までになかった機能ですね。
EV3用MakeCodeのWebサイトは次のとおりです。現時点ではベータ版です。表示は英語のみです。無料で使うことができます。
https://makecode.mindstorms.com/
画面のブロックを並べてプログラムを作ります。Micro:bit用のMakeCodeと使い勝手が同じなので、Micro:bitに慣れている人はすぐに馴染めると思います。見た目がスクラッチに似ています。
作成したプログラムはJavaScriptに相互変換できます。
シミュレータを搭載していて、実機なしでデバッグが可能です。
生成されたファイルをインテリジェントブロックのドライブにドラッグアンドドロップするとプログラムの書き込みが完了します。レゴ社の純正ファームウェアで動きますので、EV3ソフトウェアが使えなくなるようなことがありません。
プログラムはスタンドアロンで動きます。書き込み後はインテリジェントブロックEV3だけで動作します。この「Try」というファイルを選択すると、実行することができます。