3Dプリンタとフリーソフトを使って、SPIKEプライムの純正パーツと互換性のあるオリジナルパーツを作ってみたいと思います。
「Blender」という3Dソフトを使って3Dデータを作ります。
ここでは例として「ハスキーレンズをモーターに取り付けるためのパーツ」を作ります。ハスキーレンズの取り付け穴は15mm間隔で純正パーツとの相性が悪く、オリジナルのパーツが必要となるためです。
互換性を持たせるため、パーツのサイズは8mm単位にします。
穴は8mm間隔で空けます。穴の直径は6.4mmと5mmの2段階にすると、ペグを挿し込んだ時に安定感が増します。
3Dデータが完成したら、エクスポート機能を使って「STL」というファイル形式で保存します。
続いて「Ultimaker Cura」というスライサーソフトを使って、データを変換します。
先ほど作成したSTLファイルを読み込んで、「Gcode」ファイルを出力します。Gcodeは3Dプリンタの制御情報を記録したファイルです。
3DプリンタにGcodeファイルを読み込ませて、プリントします。プリントが完了するには30分くらいかかると思います。
この例ではAdhesionという設定をオンにしているので、床面にも樹脂が広がっています。こうすると、接着力が増して、プリントに失敗しにくくなります。
プリントしたパーツをハスキーレンズに取り付けてみました。あとは純正パーツと合体させるだけです。
3Dプリンタを使った他の例です。ハスキーレンズのカバーを作ることもできます。