2023年7月から「SPIKEアプリ3」の正式版が公開されました(現時点でv.3.3.1)。「SPIKEアプリ3」はSPIKEアプリの最新バージョンで、以前のアプリと仕様が大きく変わっています。これより古いバージョンを「SPIKE Legacyアプリ」とか「SPIKE App Legacy」と呼ぶようです。
筆者も早速インストールしてみましたが、起動するとハブOSのアップデートが推奨されます。ただし、これが非常に厄介です。アップデートすると容易に戻せません。
たとえば、アプリLegacyで作成したPythonのプログラムをアプリ3で読み込んで実行してみるとこうなります。エラーが出て動きません。プログラムの互換性がないので、過去のソフトウェア資産が使えなくなってしまいます。エラーを直すにも修正箇所も多いので、手間がかかります。
ちなみに、ファイルの拡張子は「llsp」→「llsp3」に変更されます。
アプリLegacyでハブOSのバージョンを戻そうとすると、このようなエラーが表示されます。
ハブOSのバージョンの戻し方はこちらのページで紹介されています。
https://afrel.co.jp/product/spike/technology-spike/basic/software-basic/54122/
今のところ、SPIKEアプリ3に移行するにはリスクが大きすぎです。しかし、困ったことにアプリLegacyのサポートが2023年12月までとアナウンスされているので、早めに移行しないといけないという状態です。Python用プログラムの書式も覚え直しです。
SPIKEアプリの修正内容についてはこちら。
https://legoeducation.atlassian.net/servicedesk/customer/portals