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2006年10月5日発売予定の「教育用レゴ マインドストーム NXT」を発売前から体験しちゃうブログ。

書いてる人: ooba

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アフレルで「デスクロボ・ハイパーセット」販売&キャンペーン中!

教育用レゴ マインドストームの販売代理店である「株式会社アフレル」にて、教育用レゴ マインドストームNXT2.0を使った「家庭学習用ホームスクーリング・デスクロボ」と拙著「入門LEGO MINDSTORMS NXT 第2版」がセットになった「デスクロボ・ハイパーセット」が販売されています! いつもありがとうございます!

いまなら出版記念キャンペーンとして、特別価格販売だけでなく、僕もちょっと参加している「初めてのロボコン ~WROJapan公式ガイドブック~」もついたお得なセットになっています。

日本語対応のレゴ マインドストームNXT2.0は現時点では教育用セットしかありませんので、興味のある方はこの機会にどうぞ。

「入門LEGO MINDSTORMS NXT 第2版」を出しました

絶賛品切れ中だった「入門LEGO MINDSTORMS NXT」がバージョンアップして帰ってきました! その名も「入門LEGO MINDSTORMS NXT 第2版」です。名前だけだとわかりづらいですが、新しい「レゴ マインドストーム NXT2.0」向けに内容を大幅修正した、2.0対応&英語版対応のバージョンになります。黒本から白本へ、装いも新たになりました!

入門LEGO MINDSTORMS NXT 第2版

レゴ マインドストーム NXT2.0の玩具用セットは日本語版が出ていないという悲しい現状の中、少しでも多くの人にNXTを触ってもらいたいという一心で執筆しました。

まえがきから文章を転載します。

初版の流れを活かしながらバージョン2.0の新要素や変更を各所に入れ込み、全体的に大幅な改訂を行っています。玩具用セットで大きく変更されたパーツ構成にも対応しました。また、玩具用NXTソフトウェア2.0英語版の表記や画面を教育用日本語版と並記することで、英語が苦手な人でも日本語と見比べながら読み進められる構成にしました。残念なことに、日本で手軽に購入できる玩具用のセットは、現時点では英語版しかリリースされておりませんが、本書が英語版セットの購入やプログラミングの手助けになれば幸いです。

レゴ マインドストーム NXT2.0は、玩具用セットと教育用セットの内容に多くの差別化がされているため、玩具/教育両対応、バージョン1.0/1.1/2.0対応、日本語/英語対応というのはかなり大変でしたが、なんとか盛り込めたと思います。初版を買い損ねた方も英語版であることに躊躇していた方も安心してご購入下さい。

初版にしか載っていない内容はオリジナルの二足歩行ロボットだけです。玩具用セットで作れなくなったので削りましたが、まあ、あれは見なくてもよいと思いますw 代わりにに載っているお茶運びロボットが掲載されています。簡単な構造のロボットですが、プログラミングし甲斐のあるかわいい子になっていると思います。

今回の改訂版を出版できたのは、初版を全冊ご購入してくださったみなさんのおかげです。本当に感謝しております。この本を皮切りに、しばらくお休みしていたレゴ マインドストーム関連の活動を少しずつ再開したいと思っていますので、今後ともよろしくお願いします。

レゴ マインドストーム NXT 2.0発売開始! (ただし英語版)

Amazon.co.jpに「発売日:2009/10/8」と書いてあるくせにいつまで経っても購入できなかった「レゴ マインドストーム NXT 2.0」が、ようやく出荷できる状態になったようです! さっそく1セット注文しました! 待ちくたびれたー。

レゴ マインドストーム NXT2.0 (英語版) 8547

ただし、ご覧のように「英語版」です。海外向けの英語版を売り出したってことは、日本語版は出ないんでしょうね、おそらく...。しかも、今のところAmazon.co.jp以外で販売されているのを確認できていません。レゴの専門店である「レゴクリックブリック」に電話してみましたが、現時点では販売の予定は立っていない模様...。クリブリで買えないうちは他のお店でも買えないでしょうね...。うむー。

まあ、英語だとプログラミングで多少困るくらいで、基本的にはレゴブロックなので問題ないでしょう (たぶん)

僕が把握している玩具用NXT2.0「のみ」の新要素は以下です。

・カラーセンサー
色を識別できるセンサーです。サードパーティではすでにありますが、ついに純正でも登場! しかも、いまのところ単品販売はなく、玩具用NXT2.0を買わないと手に入れられないというレアモノです。ちなみに光センサーとしても使えます

・いくつかの新パーツ
最近のTechnic系セットに入っている新パーツがいくつか同梱されています。詳しくはこちら長さ9のシャフトとか結構うれしい

・Sound EditorとPicture Editor
これまで外部ツールで編集していたNXT用の画像ファイルと音声ファイルを、公式ツールでも編集できるようになりました。これは便利!

・Remote Control
PCからNXTを操作するコントローラです。これも外部ツールで出ていたのが公式に取り込まれた感じですね

他にもNXT2.0にはいくつかの新要素があるのですが、その辺はすでにリリースされている教育用NXTソフトウェア2.0リリース (from アフレル) を見ていただくのが早いと思います (データロギングと温度センサーは教育用のみの新機能です)。ちなみに教育用NXTソフトウェア2.0はもちろん日本語版ですよ。

無事に届いたら簡単なレビューをしたいと思いますー。

レゴ マインドストーム NXT向けロボコン本「初めてのロボコン - WRO Japan公式ガイドブック」

日経BP社から「初めてのロボコン - WRO Japan公式ガイドブック」というムックが出ました。出ました、といっても8月の話ですが(^^;

初めてのロボコン―WRO(ワールド・ロボット・オリンピアード)公式ガイドブック (日経BPムック)

この本は、世界規模で開かれているロボコン「WRO (World Robot Olympiad)」に関するあれこれを濃縮した、ロボットコンテスト入門ムックです。ロボコンに参加したい子供達と、参加させたい保護者のみなさまに向けて書かれています。目次はこんな感じ

表紙を見てもわかるように、ロボット作成にLEGO MINDSTORMS NXTを使っており、僕も少しだけ執筆に参加しています。もし本屋で見かけたらチェックしてみてください!

「入門LEGO MINDSTORMS NXT」絶賛品切れ中

年末から年始にかけて自著「入門LEGO MINDSTORMS NXT」の在庫が少なくなっていたようで、現在はついに「出版社在庫切れ」いわゆる絶版となっております。いまはリアル書店でもネット書店でもどこでも買えない状態です。

おかげでAmazon.co.jpではこの記事を書いている時点でなんと9,126円のプレミア価格がついており、大変恐縮している次第です(汗) 手元に著者分の在庫があったら欲しい方に無料で差し上げたいくらいなのですが...。

というか、同時期に出たNXT本は軒並み在庫切れのようですね。オレンジブックが13,590円...!

入門LEGO MINDSTORMS NXT レゴブロックで作る動くロボット LEGO MINDSTORMS NXTオレンジブック 〜 アイデアノタマテバコ LEGO MINDSTORMS NXTグレーブック 〜 プログラムノツヅラ

初版分を全部お買い上げ頂けてうれしく思うとともに、自分の本が市場になくなったことでなんだか悲しくもあります。なんにせよ、みなさんお買い上げ頂きありがとうございました。

もしどうしても欲しい方がいらっしゃいましたら、いつもお世話になっている株式会社アフレルさんで現在教育版NXTや五十川さんのオレンジブックとセットで少数だけ販売されていますので、こちらをご利用下さい。各所にあった最終在庫をかき集めて頂けたようです。感謝!

ホームスクーリング・スペシャルブックセット [HNDE0507E] - 62,790円 : アフレルショップ - 教育用レゴマインドストーム販売

僕の本はプログラミングメインなので、ブロックの組み方のアイディアがぎっしりつまったオレンジブックとのセットは、これからNXTをはじめたい人に最適だと思います。拡張セットとNXTソフトウェアのライセンスも一緒なので総額がちょっと高くなっていますが、NXTソフトウェアの最新版は教育用しか出てなかったりしますし、教育用基本セット&拡張セットのコンボはとても強力な内容なのでオススメです。

ETロボコン体験本「ロボットレースによる 組込み技術者養成講座」発売!

僕が技術委員長をやっているソフトウェアデザインロボットコンテスト「ETロボコン」の実行委員会メンバーで書いた本「ロボットレースによる 組込み技術者養成講座」が、つい先日の2008年8月26日に発売になりました!

ロボットレースによる 組込み技術者養成講座

ETロボコンの長年の活動から得た経験や実績を元に、UMLによる「見える化」とLEGO MINDSTORMS RCXによる「動く化」で、組込みソフトウェア開発の全工程を体得できるという、ちょっといままでにないタイプの本です。出版社である毎日コミュニケーションズの商品ページから概要を抜粋します。

この本は、「LEGOブロックで作ったロボットを、コース上でいかに速く走らせることができるか」という課題を通じて、組込みソフトウェアの開発がひととおり体験できる本です。PCの画面の上だけで動くシステムの開発ではなく、実際にモノを動かすことを体験します。センサやモータの制御に必要な技術要素がどのようなものであるかを知り、それをUMLを用いてモデルに表し、JavaやC言語による実装を経て、ロボットの動きとして「見える化」されるわけです。この本を読み終える頃には、組込み技術者としてのスキルが身につき、キャリアアップにつながる知識や経験を得ることができているでしょう。

目次はこんな感じです。制御対象であるロボットの組み立てから開発環境の構築、要求定義からUMLによる分析・設計モデリング、JavaやCによる実装やテスト、モデルの改善や機能・性能の向上まで、組込みソフトウェア開発に必要な行程が網羅されているのがわかると思います。この本に加えてレゴブロックとPCさえあれば、これらをすべて体験できてしまうわけです。

ちょっと堅いタイトルですが、参加者としても運営者としても実感している「ETロボコンに参加することによる教育効果」を、参加したことのない人やできない人にも組込み技術者向けの読み物講座としてフィードバックしよう!という想いが込められています。ETロボコンは個人一人で参加するには少し大変なコンテストですが、この本なら自宅にいながらETロボコンの一通りの流れを疑似体験できると思います。歴代の優秀モデル図も掲載されているので、同じ課題の分析・設計を複数チームで競い合うというETロボコンならではの醍醐味も味わえます。実際に個人や組織でロボコンをやりたくなったら、巻末の「ミニETロボコンをやろう!」もどうぞ。

ハードウェアもソフトウェアも自由自在のLEGO MINDSTORMSは、組込み技術者の教育に最適な教材だと思っています。この本をきっかけに、その魅力をみなさんと共有できれば幸いです。そして、もっと濃い現場体験や教育効果を体感したくなった際には、ぜひETロボコンにご参加下さい! やはり現場は熱量が違いますよ、熱量が!


※ 最後に念のためですが、この本で使っているのはLEGO MINDSTORMS NXTではなくRCX (黄色いブロック) のほうです。これはETロボコンが現在LEGO MINDSTORMS RCXを共通機体として使っているからです (近い将来NXTになる予定です)。RCXをお持ちでない方はETロボコンの事務局でもある株式会社アフレルなどからお買い求めくださいませ。

教育用レゴ マインドストームNXTが「今年のロボット」大賞優秀賞を受賞

経済産業省がロボット市場に貢献したロボットを表彰する「今年のロボット」大賞の優秀賞に、我らが「教育用レゴ マインドストームNXT」が選ばれました!

先週末に青山TEPIAでその展示会が開催されました。受賞したロボット達が勢揃いしていたようです。NXTはおなじみのホッケーロボやアルファレックスなどに加えて五十川さんの「NXT Walker」も一緒に展示されていた模様。見に行けなかったのが残念です。

大賞を受賞したのはファナック株式会社の「2台のM-430iAのビジュアルトラッキングによる高速ハンドリング」という産業用ロボット。これ、実際に動いているのを今月頭に「大ロボット博」で見てきたのですが、ランダムに流れてくるプレートをカメラとロボットアームが「カシャッ、カシャッ」と小気味よい音を立てながら高速かつきれいにハンドリングしていて、しばらく見とれてしまいました。

この優秀賞受賞をきっかけに、より多くの人がマインドストームNXTを触ってくれるといいなー。

家庭で学べる教育用NXT「デスクロボ」発売中

教育用レゴ マインドストームの正規代理店である株式会社アフレルから、家庭教育向けのレゴ マインドストームNXT「デスクロボ」シリーズが発売中です。

家庭向け教育用レゴ マインドストームNXT「デスクロボ」シリーズ

NXTの教育用基本セットにNXTソフトウェアやACアダプター、楕円コースなどが追加されたお得なセットです。ポイントは小中学生向けに書かれた全4回の教育テキスト。ロボットの組み立てから、プログラム基礎、モータやセンサの使い方などがじっくり学べます。お子様の教育にぜひ使ってほしいセットです。

また、デスクロボリリースに合わせて、「ロボジョイくらぶ」というサイトもオープンしました。マインドストームNXTによる家庭教育をインターネットからサポートするコミュニティサイトです。マインドストームの達人が「マイスター」として何人か参画しており、僕もいろいろと協力しています。

コンテンツや機能はこれから充実していく予定です。更新情報はマイスターブログでもお知らせされるので、ぜひチェックしてみてください。

五十川芳仁著「LEGO Technic 虎の巻」もうすぐ公開

僕がレゴの師匠の一人として勝手に仰いでいる五十川芳仁さんが、自費出版というかPDF配布という形で、新しい著作を発表するようです。その名も「LEGO Technic 虎の巻」。五十川さんのサイトでも告知が始まっています。

五十川芳仁の自著本

五十川さんといえば、このサイトでも紹介しているNXT本「LEGO MINDSTORMS NXTオレンジブック 〜 アイデアノタマテバコ」や、いまや絶版となった歴史的名著「レゴのしくみで遊ぶ本」の著者。動くレゴ作りの名人です。今回の「虎の巻」も、レゴで動くしくみを作るノウハウをぎっしり詰め込んだ内容のようです。

実は先行して中身を拝見させて頂いたのですが・・・、えーっとですねー、んー、なんというか、もう「すごい」の一言! すごすぎて絶句レベルです。レゴで作られたいろんな機構がいわゆるクックブック的にたんまりと納められています。Technicやマインドストームで遊んでいる人は超必見! これを読むだけで引き出しがグンと増えますよ。僕もさっそくレゴ作りの参考書として使わせて頂いております(^^

気になる入手方法ですが、ダウンロードは無料で、継続して利用する場合のみ料金を支払う形式のようです。機能制限なしのシェアウェアみたいな感じですね。

公開は10月1日の0時から! いまから心の準備をしておきましょう!

Robot Watchのレゴ マインドストームNXT連載第4回

Robot Watchでやらせてもらっているレゴ マインドストームNXTの不定期連載の第4回が配信されました。今回から数回に分けて、オリジナルのお絵描きロボットの作成にチャレンジしていきます。

コラム:大庭慎一郎のレゴマインドストームNXT研究室 〜 お絵描きロボットを作ろう - 設計・組み立て編

レゴ マインドストームNXTは、すべてがレゴブロックでできているため、ソフトウェアだけでなくハードウェアも自由に組めるロボットキットになっている。あらかじめ用意されているロボットを組んだだけでは、その魅力のすべてを体験したとはいえないだろう。そこで、今回からはオリジナルのロボットを作ってみることにする。

今回は「設計・組み立て編」と題して、どんなロボットを作るかを考えて実際に組み立てるところまでを記事にしてみました。試行錯誤と発見を繰り返し、ロボットが徐々に思い通り (ときには想像以上) の形になっていく過程はいつもワクワクします。マインドストームNXTを持っていない人やオリジナルロボットを作ったことのない人も、この記事を参考にぜひ手を動かしてみてください。

■ 「大庭慎一郎のレゴマインドストームNXT研究室」バックナンバー