各地で実施説明会が進行中。今回は東北地区、盛岡にて。
東北地区は産学官の強力連携にて実行委員会が組織されています。今回の実施説明会も、運営・司会は岩手県庁より、受付は滝沢村役場より、説明は岩手県立大学の先生、そして本部より民間。
会場は、盛岡駅そばの、アイーナ。
特に東北地区では、組込みソフトウェア分野の産業誘致、産業振興を推進しています。ソフトウェア開発という雇用創出です。就職率や失業率も問題が言われますが、東北は若者が働く場所が少ない、数字を見ても、実情もそうであると地区の方。
工場誘致との違いは、その雇用度合いの高さにあるでしょう。山の中を切り開きまたは沿岸を埋め立てたただっぴろい敷地に工場を誘致しても、ロボットが活躍して、雇用は50人ということがあるでしょう。ソフトウェア開発ですと、街中の4階建てビル(中学校の校舎一棟分程度)に雇用が250人生まれます。固定資産税や償却資産税は見劣りするのでしょうが、若者の雇用度合い、街の活性化、それらの継続による将来的地域繁栄を考えるとソフトウェア産業の誘致は魅力多いものだと思えます。
課題もあります。ソフトウェア産業は従事者に開発力が求められます。東北地区大会が開催される岩手県では、岩手県立大学にてソフトウェア開発におけるエンジニアリング研究・教育を実践し、毎年エンジニア候補生を何十人か生みだします。進出企業、創生企業はそうしたエンジニア候補生がいて成り立ちます。また、東京等大都市で仕事をしていた地元出身者がUターンもしやすくなるでしょう。
そうした地域における産業創出、産業育成の観点からも、人材育成を目指したETロボコンを東北地区で開催する意味があります。ETロボコンは人材育成の推進として地域における具体的な活動を増やしていきたいと思っています。
東京でもそうでしたが、今年の説明会では質疑が活発です。
新走行体のデモはやはり人だかり。
「いやー、東北は広くて開催に苦労も多いんですよ、参加者もたいへんですし。岩手県だけで四国くらいの大きさありますから」と地元委員の談。うん、まったくの実感まではできないけれども、わかる。地区実行委員のみなさんのがんばり、参加者のみなさんのがんばりに敬意&期待。
天気よく、岩手山がキレイに
石割桜。
岩の割れ目に種が落ちて育ったものらしい。年々石の割れ目は拡がっているそうな。裁判所の前庭にあります。
盛岡は街中に見るところがいろいろあって楽しい。今回は1時間ほど時間あったので散策してみました。
遠くに見える雫石スキー場。滑ってみたい・・・。
ただいま冬季オリンピック中、「岩手からはあんまりオリンピック選手出てないんですよ」と地元の方談。
長州以外では総理大臣の数が一番、啄木や宮沢賢治らの作家も多く、岩手はきっとロマンの地なんだろう。
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