先般、第14回 熱田の森ロボット競技会にて開催された第3回RT研究発表会にてお話ししてきた。
このRT研究発表会の内容は以下。
------
特別講演「ロボット教材を使ったソフトウェア開発技術・制御技術への対応」 小林靖英
研究発表会
「ハンドロボットの開発」 名城大学附属高等学校
「センサを用いたロボット制御」 愛知県立佐織工業高等学校
「バイオミメティクス利用によるロボット製作(基礎編)」 名古屋工学院専門学校高等課程
「救助用2足ロボットの研究」 名城大学附属高等学校
「VHDLとCPLDによるディジタル回路設計」 愛知県立佐織工業高等学校
------
最後の発表が高校の先生で、以外は全て高校生によるもの。
イヤー、ビックリした。初級技術的な研究もあるが、半分の発表はエレキの制御分野の活動としてかなり突っ込んでいる。ホントに高校生がやってる内容か?と驚きあり。ソフト屋としては少々わからないところあるが、学会で大学生が発表している中で発表しても遜色ないだろう。
発表の生徒さん達は大学・専門学校のロボット学科へ進学とのこと。終了後、先生とお話しした。「これだけやっちゃうと、生徒さんは大学で何をするか困らないか?」とのこちらの問いに微笑む先生。これだけの活動が高校生でできるといのは、ロボット分野において日本の環境というのは素晴らしいものがある。活動に入った段階で既に高いレベルからスタートできる、こうした環境がさらならロボット科学技術分野の発展につながることを期待したい。人は育っている、大学、企業といったところがその進展の芽である若者をさらに育てられるか、若者の芽を感じられるかが課題だ。
このRT研究発表会は名古屋工学院専門学校の村岡先生が世話役として続けていらっしゃる。 ロボコン(競技会)はあっても、製作活動、研究活動の発表の場がなかったので始めたそうだ。スゴイ、こうした場をつくり継続されている村岡先生はエライ。費用の問題で遠地の学校の参加がむずかしいとのこと、今回の発表内容を聞いて他の生徒さんが発奮したり、先生のやる気が増したりが必ずある、こうした発表、交流の場がもっと増えること、参加が増えること、そしてこうした場へのサポートが増えることを期待する。
競技会場は高校生、高専生、大学生、そして先生方で
いっぱい。
コメント