Innovation Sprint 2011 参加。野中郁次郎先生とジェフ・サザーランド氏の”歴史的”出会いとなっている。
野中先生はいろんな開発、製造の現場を見てこられている。ある企業の幹部合宿に同行してのお話はとても知見があった。
・いい旅館、いい食事で、やろう。
・3日必要。3日寝食ともにすると前向きになる。
1日目:人のせい、どこかの部署のせいにする
2日目:どうしようか、問題発見しようとする
3日目:よし、こうしよう、問題解決、前進しようとする
他の発表者の話題にもあったのですが、アジャイルでやりたいという動機の中に、「楽しくやりたい」「残業がないような環境」「やりたいと思える環境」といったことがあるそうな。それはステキなこと。しかし、野中先生言うところの「日本古来の徒弟制度が人材育成としてよい」「リーダとはやはり修羅場を経験したものがなる」ということと、どうもうまくかみ合わないと感じてしまうのです。 修羅場は残業が多いということではないのですが、何かこう、シンドイことと楽しいことが対極にあるような感じで私が受け止めてしまうのは、うまくないなぁと思ってますが、意味があわないのか、言葉が合わないのか、感覚が違うのか、とにかくかみ合いません。 アジャイルでやるにはどういう人材育成、教育が必要? もっと考え抜かなければ。
そうこう考えていたら、仕事なんて楽しいワケがない! 日産自動車 GT-R【開発者編】その2 を発見。こちらのほうは私の感覚には合う。でも自分としては仕事をしていて楽しいと思うこともある。 うーん。
仕事は楽しい?と聞かれればNOと返事するでしょう。
仕事は面白い?と聞かれればYESです。
仕事を楽しくやりたい、ってのは、面白い仕事しよう、ってことなんだろうか、今時と自分の言葉に対する感覚のギャップか? しかし「残業がないように」というが、面白いことやってれば時間はたくさん欲しくなるしな。これは面白くない仕事で残業がないように、ということだろうか。うーん。
さて、Innovation Sprint 2011では、東京証券取引所の売買システム開発について、ユーザ側の部長とベンダー側の役員のセッションもあり。金融機関システム開発を専門としていた私としてはこちらを懐かしく拝聴しました。こうした事例発表を入れたのはスゴイなぁ。
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