三枝さん、桂文枝を襲名へ。 大きくした三枝の名前はもったいないが、文枝を継がなければ申し訳ないと。
「五代文枝の至玉の古典は優秀な一門のお弟子さんに任せまして、私は新しい平成の文枝を作ろうと思っています。」と三枝さんが語ったとあります。桂三枝68歳、襲名の来年には69歳。それでなお新しいものをつくろうとするその心意気や素晴らしい。
ちょうどこのニュースが流れた日の夜、同年代のエンジニアのおっちゃんと呑んでいて「いくつぐらいまで突っ走りますか」という質問を受けました。私の頭の中にあったのは永和システムマネジメントの小山相談役でした。小山相談役は40歳で起業し、60歳の時に新しいことやれと私にロボットをやらせてくれて、70歳で経営の第一線から離れました。身近な師匠ですから、私も70歳ってのは節目かなぁなんて漠然と思ったわけです。
三枝さんは68歳でなお新しいことに目を向け、頭と身体を動かそうとしていなはる。一緒に呑んでたおっちゃんと合意したのは年取ってから若いモンの邪魔になるようなことにはならないようにしよう、ということでした。しかし三枝さんは若いモン云々どころか、若いモンができないような創作を続け、さらに先へ行こうとしていなはる。スゴイ。
世界に誇る、落語、創作という日本の文化の担い手であり旗手でありますなぁ。(文珍調)
2009年の調査では日本の男性の平均寿命は80歳となっている。女性は87歳。まだ伸びているらしい。
江戸時代は15で元服・成人扱いであったとある。郷土の偉人・橋本左内先生は15歳で「啓発録」を記されている。
「人生50年、化天の内をくらぶれば 夢幻のごとくなり」と織田信長が詠んだとありましたが、室町、江戸の時代の15歳は現在のいくつにあたるのかと疑問があります。堺屋太一さんは著書にて「15で元服のころと比較すると現在は1.3倍+3歳くらい」とおっしゃってます。つまり江戸の15歳は現在の22-23歳くらい。なるほど。江戸の50歳が現在の68歳、江戸の60歳は現在の80歳というわけです。なるほど。ただし、この著作は90年代に発刊されたもので、計算式はそれより以前の70年代、80年あたりのことではないかとも思うわけです。
以前から気になっていたことに、女性がどんどん若くなっていることがあります。私が小中学生のころの母親像と現在の小中学生の母親の若さの比較ったらちょっとスゴイことになっているような気がします。それで、江戸時代とまでいかなくて、1970年と2010年を比較するとどうなうんだろうと計算してみました。
結果:1970年ころと比較すると2010年現在は、(1.2倍-2歳)くらい。
1970年ころの20歳は現在の22歳、30歳->34歳、40歳->46歳、55歳->64歳、70歳->82歳です。逆から見ますと、今の40歳は70年ころの35歳と同じくらい、30歳->27歳、50歳->44歳、60歳->53歳となります。実はこれは男性にもあてはまる気もしています。
まだ伸びる平均寿命。私たちが70歳のころにはもしかしたら寿命100歳くらいになっていて、70歳はハナタレ呼ばわりされているかもしれません。
その日は人形町にて。
打ち合わせが夜からなので、まずはタイ焼きで小腹を抑えて。
遅い時間から水天宮界隈へ。
このお店は全国の季節の旨いモンがあるので嬉しい。さすがお江戸日本橋。 一部ご紹介。
ごちそうさまでした。
コメント